2016年9月14日水曜日

ブルべにおける「動と静」

「ブルベ戦記」 第309話
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 (どうして自分は自転車ばかり乗っているんだろう)

そう自問自答してみる時間はけっこう大切だ、と思っています。
そうすることで、自分にはブラインド部分(見えなくなっていたもの)が、改めて見えてきたりします。

自分の場合、動いている(走っている)時と同じぐらい、静かにしている(立ち止まっている)時は大切です。ブルべは消耗戦です(そうせずに走り切れる時もまれにはありますが)。身体や装備、金銭面、精神的な面も、その回復には一定の時間が必要です。
何も予定のない休日があって、のんびりゆっくりしている時こそ、ふと立ち止まって考えたり、補充ができたり、気分転換ができたりできますね。



(ああ、あそこに新しい店、出来たよね)

例えば、そこをいつも通り過ぎる時はとっくに気がついているのですが、せわしくて、立ち止まる時間がなかなかありません。9月に入って2週目の週末、やっと「立ち止まる」時間に恵まれました。

駒沢オリンピック公園近く、駒沢通りに出来た、TREK(トレック)のコンセプトストア、LORO bicycles 駒沢公園店さん、です(某・ラーメン屋さんの隣ですね)。

私は店の関係者ではないので、宣伝のつもりはありませんが、ブルべでEMONDA(エモンダ)ALR5を使用するユーザーとしては、自宅から最寄のこの専門店が「使える」店なのかどうかを知るうえでも、今回は明確な訪問目的がありました。

これ(リアディレーラーハンガーの予備)を手に入れることでした。


ブルべに参加するために、遠隔地に輪行する時、輪行袋にバイクを分解して収納する訳ですが、どうしても気になってきたことがありました。

それは、自分のALR5のフレームサイズが大きいこともあり、リアディレーラーハンガーがどうしても(ローギアにしてディレーラーをフレームの内寄りにしても、どうやっても)、袋の端に位置してしまうことです。

ディレーラーがそういう角に位置するものですから、どうしても、脇を通る人に接触してしまったり、車内に置いても、壁面などに袋の角が接触してしまいがちです(写真の赤丸部分)。

(そんなに不安ならフレームから外せばいいのですが、空路でない限り、それをいちいちやるのは正直、面倒)。
ディレーラーを守るような輪行用のガードがあれば、欲しいです。
ですが、それに適したものがなかなか無い現状では、万が一に備え、ハンガーの予備を携行するしかありません。

そして、さすがコンセプトストア。
店にはしっかり在庫でALR5用のハンガーがありました。


ほか、きたる「秋の陣」に備えて、amazonで必要な商品をポチッたりもします。
タイヤは、私の場合、いつも5000kmまでに交換。

なにせパンクしないタイヤなので(パナレーサー・RACE-D)、定期交換する年に一度ぐらいで、めったに交換の機会はありません。

今回からRACE-Dは、EVO3に進化しましたね。乗り心地はEVO2から変化したでしょうか、楽しみです。


少し前ですが、グローブも新調しています。


写真上の青&赤(ルコック)が2010年から(!)使ってきたもの。少し破けて、それでも修繕して昨年のPBPでも使いました。まだまだ使えるのですが、さすがにこれは引退させて、「思い出の品」入り。

写真下の、パールイズミ(左)、ルコック(右)が新調品。
パールイズミの長手袋はブルべ用で、白いルコックは近隣サイクリング用。
ブルべ用を長手袋にしたのは、単純に、これまで、手が汚れてPCで軽食をとるときにいつも閉口してきたから、です。




じっとしている時は、「思い出の品」入りしかけてた、オルトレ初代(真田昌幸号)とサイクリングの時間でもあります。

ブルべからは現状、昌幸号は引退していますが、(まだまだ現役でしょう)との声もちらほら。

フレームが小さめで、ブルべには前傾ポジションがややきつい(それでもこのオルトレ初代でPBP1200kmは完走しましたが、あとで首を痛めました^^;)のがブルべには難点ですが、200kmブルべぐらいまでなら、まだまだ、こいつの出番があるかもしれませんね。いや、乗るようにしましょう。

その昌幸号と、家の近所(経堂)の古刹へポタリング。

近所を歩くようなスピードで、ゆっくりゆっくりペダルを回しても、それはそれで、ブルべのシミュレーションをしているようで、スローモーションの動作から、学べることはいろいろあります。

 

こちらは「赤備え」のエモンダの信繁号。きたるブルべ 「秋の陣」に向けて改修中です。こうご期待。




どうも夏疲れだった自分の身体も、徐々に復旧してきました。
 今はじっとして栄養を蓄え、8月の900km余りで減らしてしまった(脂肪が減らせず失敗でした)骨格筋量を含めた体重の回復に努めています。

今日は、私のブルべにおける「動と静」の一端をご紹介しました。



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