2016年9月11日日曜日

BRM903東京300km朝霧高原 【完走】 鯉の滝登り


 

「ブルベ戦記」 第308話
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BRM903東京300km朝霧高原>

まず開催2週間前に、スタッフ(コース設計者)として試走。
朝5時スタートで300km。ゴール制限時間は20時間。獲得標高は3161m


8/20 4:26
無事、起きられました。


4:53
家を出て、駒沢オリンピック公園をスタートするまで約15分間は、曇り空でした。
天気予報はおおむね「曇時々雨」の予報でしたので、(雨はないな)と安心、、、、。


4:57
1964年東京五輪で女子バレーボール「東洋の魔女」が決勝を戦った舞台、古い体育館は、残念ながら姿を消しました。新しい体育館を建設中です。

それはさておき、
橋脚の下から駒沢通りに出て、(さあ行こう)とスタートしたら、本降り(泣)。


7:32
PC1(49.4kmセブンイレブン津久井青山店 7:32着)

ほぼ本降りのまま、 ここまで来ました。ずぶ濡れですが、気温が高めなので、モンベルの雨具は着ないまま。朝から水泳、みたいものですw

途中、町田などの市街地の土曜朝の道の混み具合がどうかな、と懸念しましたが、コースは下り線メインだったので、案外空いていました。

ちなみに、PC1に至るまでに、すでに10%以上の勾配区間がありました(他人ごとのように言ってますが、コース引いた本人ですw)。


9:36
道の駅どうしで休憩。「水泳」状態ですが、気持ち的にはやはり、雨宿りしたいですね。


9:44
さて、山伏峠を登りますか。「年に一度は道志の登り」が、このブルべのサブテーマでもあります。 下りコースはいくつかありますが、意外と、登るコースは少ないです。


10:28
10%以上の勾配が続きます。
雨水がさかんに坂の上から流れてくるので、登っているのに前輪から水しぶきが。「鯉の滝登り」です。

山伏のトンネルに達して、一安心。
山中湖へ向けて一気に下ります。


10:54
山中湖畔。土砂降りでした。

当然ながら、湖の向こう側の富士山は全く拝めません。山の裾すらわかりません。
これを撮影した時、スマホでツイートしようとしましたが、雨粒がひどくて、画面タッチがうまく出来ずしまい。

正午前、鳴沢のいつものセブンイレブンでプチ「牛乳」休憩。


12:52 
PC2(135.8km 道の駅朝霧高原 12:45着)

せっかくの富士五湖の区間ですが、雨。
長い下りに入っても、タイヤのスリップが怖いのと、サングラスをかけているのに雨粒が激しくぶつかってきて、眼にも入って、痛い。よく前が見えません。

ここでもバニラソフトクリーム食べましたが、あとで気づいたのですが、返してもらった食券の刻印の時間が、実際よりも40分近くも遅れているように表示されている。これは注意しなくてはなりませんでした。


 
14:17 
富士山と愛鷹山の間の十里木峠にさしかかるころ、ようやくいったん、雨が上がりました。
坂の向こうには夏の青空も垣間見えます。

十里木峠は久しぶりでしたが、やはり、精神力が試されるというか、長い坂ですね(汗)。


14:52
峠を登り終えようかという頃、ようやく富士山が姿を現しました。
写真には収められませんでしたが、雲の切れ目に、頂上付近も垣間見えました。
天気が良い日ならば、ずっと左手に富士山を眺めながら周回できるコースです。
(来年も開催するので、お楽しみに)


16:16
PC3(199.1km セブンイレブン駿東小山店 16:14着)
裾野を経て、御殿場の市街地までは雨はあがっていたんですが、御殿場を過ぎたあたりで、また本降りに。

すでに200km。今日はもういいでしょう、という感じ。(いつまで泳いでいるんだ?)的な、正直そろそろ、この「ずぶ濡れ」状態に嫌気がさしてきました。

ここからは、コースを確認しながら、流しながら帰る、ことばかり考えていました(苦笑)。
雨はまたやみましたが、夕方、小田原の郊外あたりのファミマのイートインでも休憩したり。

親木橋で湘南のいつもの国道134号に出て、大磯、平塚などを通過。
夕方の多めの交通量に交じって、ひとり走ります。
日が暮れたら、また降ってきました。


19:55
PC4(263.7km ローソン大船四丁目店 19:55着)

雨はほぼやみましたが、湘南モノレール下の3つの坂をこなしたら、なんだか急に疲れてきました。8月はすでに北海道で(なぜか灼熱の)600km走っていましたが、これと足して夏場の1000kmは、身体にこたえるんでしょうか。

(これ、300kmだけど、ずいぶんと盛りだくさんな内容だなあ)とか、自分で引いておいて、そんなことをぼんやり思ったり。

頭に水を被ったりして、覚醒させます。世田谷のゴールまであと40km。立ち上がります。
(この後、横浜市中心部の「信号峠」でさらにうんざり。1ブロックごとに信号で止められます。でも、みなとみらいに出たら、また流れが戻りました)

雨はすっかりあがりました。


22:56
ゴール(303.4km セブンイレブン世田谷日体大店 22:55着)

とうちゃこ、です。所要17時間55分。
なんだか最後はくたびれました。店の前で、しばらく座って休んでました。

帰宅して、居間のエアコンの下でそのまま寝てしまいました。



さて翌日は日曜。
バイクを掃除したら、とんでもないことになっていました。
どこもかしこも、泥だらけです。

こんなところまで砂が入り込んでました。よく点灯していたなあ。


泥だらけの(後輪の泥除け代わりでもあった)オルトリーブのサドルバッグも洗います。


防水のはずのサドルバッグの中に入れてあった、工具入れもわずかに濡れています。
布地に小さな裂け目ができているようです。オルトリーブのバッグも、そろそろ寿命かな。





9/3  0:01

さて、その2週間後、いよいよ本番の日。

スタッフとしてスタート&ゴールで受付をしました。
天気はあまりよくないまま推移。この日も、未明からは降ってはいませんでしたが、どこかで降るのでは、との予想。

寝坊したら大変なので、受付開始の4時までに先に駐車場で仮眠。
しかし、けっこう公園で遊んでいる人がいて、騒々しくて、なかなかこっちは寝つけない。



ここ、30年ほど前の大学時代、いつも早朝や深夜にひとり、壁打ちテニスしに来ていた(今は壁打ちは禁止になっていますが)、思い出多い場所です。


4:30(撮影=IGさん)
さあ、ブリーフィング開始。エントリーは70人以上でしたが、雨予報で嫌ったのか、DNSが20人も。
それでも50人余りが元気に出走していきました。


 
「いってらっしゃーい」




さて昼間、走行中の参加者のツイートみたりしてましたが、富士山は雲がかかってあまり見えなかったものの、日がさして、かなりの「残暑ブルべ」だった模様。
自分の試走時の雨ブルべと、どっちがましだったんだろう?


23:17
ゴール受付@駒沢オリンピック公園
300kmなので、次々とはいかず、間隔をあけて参加者がゴールしてきます。受付は、翌午前1時までの長丁場です。



(撮影=IGさん)

皆さん、無事ゴール。DNFだった方々もお疲れ様でした。
また参加してください。



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